最近、ツイッターでビジネスのお話しばかりしていますが、錬金術の事ではありません。
もうすぐ春、冬の名物オリコン座の左上に輝くベテルギウスの話です。
昨年秋ごろから、間もなく超新星爆発を起こすのでは、と言われている星の事です。
この星、みかけの大きさは太陽の次に大きな恒星で、太陽系に置き換えると、
木星軌道近くまで膨らんだ超巨星まで成長しています。
しかし、約20年ほど前から少しずつ収縮しており、重力のバランスを崩して爆発するのではないかと言われ始めています。
通常の恒星の進化では、内部の核融合で鉄までしか作る事ができないのですが、
このような大きな星の最後は鉄の原子自体が自分の重さを支え切れなくなり、
原子自体が潰れて中性子に分解される際に大きな爆発現象を起こします。
星の内側では、そう言った現象が起こる中、外部では爆発の圧力と超高熱により、
鉄より重い原子が生まれてきます。
宝飾品や携帯電話などに使われている金もこう言った現象の中で生まれてくると言われています。
実際に100億光年つまり100億年前に生まれた星を調べて見ると、
現在の太陽と比べて、水素とヘリウムの比率が高くまじりっけが少ないと言う観測結果もあるそうです。
太陽や私達の住む地球は、質量の大きな星の欠片がいくつも集まって出来た、
第二、第三世代の恒星系と言われています。
可能であればそう言った壮大な天体現象をこの目で見たかったのですが、
もうすぐ春・・・